年齢に適切なケアをしよう

年齢を重ねば重ねるほど、適切なケア次第で身体への影響は大きく変わります。
つまり、適切なケアは非常に大切なのです。

人間は、気候や季節などの自然環境や、職場での人間関係、社会環境などの変化に対して、自ら調整する力をもともともっています。

これをホメオスタシスといいます。

しかし、年齢を重ねるごとに、こうした変化に対して、心身がなかなか速やかに反応できなくなっていき、その結果として、不調を訴える機会も多くなります。

若い頃は、多少の無理や無茶な行動であっても、自ら調整することがある程度可能なので、ケアをしたとしても、その効果に程度や個人差があまりでにくいものです。

しかし、年齢を重ねていくと、ケアをしたか、しないか、適切なケアだったかどうかによって差が歴然とでます。

たとえばシワを目立たさなくさせる効果があるとうたう化粧品があるとしましょう。

いまや、20代でもこうした化粧品にかける関心がある女性もいますが、20代の場合、一般的にはシワが目立つのは珍しいことです。

ですから、この年代で、シワ対策の化粧品を使っても、価格や内容成分の違いで、大きな差がでることは期待しにくいのです。

もともと、深く面倒なシワがないわけですから。しかし、年齢を経た女性、とくに50代半ば以上となるとまったく話は違います。

化粧品によって効果が感じられるものと感じられないものとの差がはっきりとしがちです。

また、自分で適切なケア、たとえばマッサージを数分でも毎日やっている人と、まったくやっていない人とでは、やはり差が歴然とでます。

年齢を重ねれば重ねるほど、適切なケアが必要であり、そしてケアをすればするだけの効果が、若いころ以上に期待できるといえるのです。

しかし、やみくもに何のルールも戦略もなくケアをしていては、かえってマイナス効果になりかねません。 あくまでも適切なケアを身につけることが重要です。